冬のハワイ島行くならこの4ヶ所で決まり

2018年5月現在。ハワイ島のキラウエア火山噴火で、緊急事態になっています。島民の皆様の安全、旅行者の方々の安全を心よりお祈り申し上げます。

ハワイ島 ワイコロアビレッジ ヒルトン

冬のハワイ島に行くなら、鯨、火山、マウナケア、コナの街 は絶対に行きましょう。ハワイ島のロングステイお薦めです。

家族4人、2016年年末から2017年年始にかけてハワイ島に行きました。悩んで、悩んで、悩んだ末に、オアフ移動はやめて、ハワイ島滞在1週間のツアーにしました。これが抜群に良くて、是非叉行きたい!! と思ったのでした。家族それぞれの予定がなかなか合わず、結局一番高い年末年始となりました。しかも冬のハワイは気候があまり良くないと言われていたので、とても気がかりだったのですが、「行ってよかった!」と本当に思いました。

今回のツアーでの4大イベント&ホテルをご紹介します。

2018年5月現在。ハワイ島のキラウエア火山噴火で、緊急事態になっています。島民の安全、旅行者の安全を心よりお祈り申し上げます。

ホエールウォッチング

冬しか見れないホエールウォッチングは必見です。

小さい頃、鯨の肉をよく食べていました。とても美味しかったのをよく覚えています。今では中々お目にかかることは少なくなりました。それが、生きているクジラなんて・・・。生まれて初めての経験でした。

パンフレットなどを見ると、大きなクジラが海面から飛び上がっている素敵な写真が沢山載っていますが、こんなに飛び跳ねるクジラを見ることはめったにないと思います。今回もダイナミックな図柄は見ることが出来ませんでした。

しかし、遠目ではあっても、クジラを見るだけで感動しました。

ちなみに、ツアー案内文では、ブリーチングや潮吹き、赤ちゃんクジラと親クジラの姿が見え、クジラの生態や習性を分かりやすく解説。水中マイクでクジラの歌を聞くことも出来る。なんて書いてありますが、解説はネイティブ英語で分けわからないですし、ダイナミックなブリーチングはよほど運が良くないと見れないし、クジラの歌は聞けなかったし、し~、し~、し~です。でも、クジラを見るだけで感動します。

さて、海に出てクジラを見る。ということで、心配事は、海は荒れるのではないか?船酔いするのではないか?濡れるのではないか?冬だから寒くないか?カメラは防水が必要? 等などが色々と浮かびました。

ハワイ島 ホエールウォッチング 双胴船結論は、全然大丈夫。船は双胴船なので安定性がよく、冬のハワイと言っても暖かく、海風も爽やか。濡れること無く、船の上を手放しで歩けます。

 

冬の天気が悪いと言っても、低地ではほぼ天気がよく、温かかったです。なので、このツアーは一押しです。

さて、海岸を離れると、まずはイルカが迎えに来てくれます。そして、イルカと並走。イルカを間近に見ることが出来ました。そうこうしているうちに、遠くにクジラの背中や、潮吹きなどが見えたりします。その方角は船の操縦士が方向を教えてくれます。進行方向を12時として、3時の方向に、とか9時の方向に、とか時計を指標に示してくれます。なので、ワンからトゥエルブまで知っていれば方角はバッチリです。

海には5~6艘ほどの同様のツアー船が見えました。

運が良ければ、本当に間近でクジラを見ることも出来ます。ある船の近くでクジラが飛び上がっている場面を遠目に見ました。(残念)

およそ2時間程度のセイリングでしたが、快適、感動、あっという間でした。

JTBツアー ワイコロア地区 大人約1.3万円位です。
https://www.hawaiioption.com/item/2173/

マウナケア

  マウナケア スバル展望台ハワイ島 マウナケア スバル展望台
標高4,200mの山です。
富士山よりも高いです。「朝日のツアー」や「夜空の星ツアー」等があります。車で頂上まで上がれますので、登山はありません。高山病にならないために、途中の休憩所で約1時間程体を慣らします。休憩所はオニツカビジターセンターと言う所で、標高2,800mです。センター名はハワイの日系人初の宇宙飛行士、オニヅカ大佐にちなみます。マウナケアや各天文台に関する情報をレンジャーから教えてもらえます。無料のビデオ上映や、星空観測サービス、また温かい飲み物の販売もあります。また、オリジナルグッズなどのおみやげも豊富です。

ここで、ツアーが用意してくれている防寒服を身に着けます。正にスキーウエアーです。既にちょっと寒い感じで、海辺のハワイとは全然違います。休憩後山頂目指し出発。道の両脇には次第に雪が見えてきます。富士山よりも高い所を通過。ツアーの方が、「富士山の標高に当たる所に立て札を申請したが、却下された」と言ってました。

そして、天文台スバルがよく見える場所で記念撮影。その後山頂付近で天体観測、のはずでしたが、さすが冬のハワイ。アラレが降ってきて、路面凍結の危険が有り、レンジャーから強制下山の指示。後日談ですが、その前週の日程でも、天候が悪く、山頂にすら登れない日も有ったそうです。

なので、このツアーは、相当天候に左右されるし、最高の景色が見られる確率はあまり高くはないような気がします。でも、オニツカビジターセンターまでは確実に行けますので、価値は十分あるかと思います。天候不順で満足が得られない場合は、次回の割引チケットをくれます。がしかし、そうたやすく来れないですね・・・。

ホテルからオニツカビジターセンターまで、休憩を何回か入れて、およそ3時間程度かけて移動します。オニツカビジターセンターから山頂までは30分。そして、本来なら45分程そこで天体を見てオニツカビジターセンターに戻ります。そこで、再度天体観測をするのがツアーの行程です。
しかし、今回は山頂でも、オニツカビジターセンターでも天体観測ができませんでした。ツアーの方が、気象情報を基に、低地に移動してから雲の切れ間を探し、星空が見える場所に移動して天体観測を行いました。真っ暗闇の中のこの星空は、実に絶景でした。思うに、低地では、きれいな星空が見える確率は結構高いと思われました。ホテルからの星空もいつも綺麗でしたので・・・。是非ホテルからも夜空を見て下さいね。

車移動が長いので、車酔いの可能性は多々あります。なので、酔いやすい方は、酔い止めは飲んでおいたほうが良いですね。

それから、高山病。息苦しくなります。鼓動が早くなります。そうするとパニックになり、それが悪循環を引き起こします。でも、大きく深呼吸を3回。心を沈めていれば次第に良くなります。実は私もスバル天文台近辺でちょっと鼓動が早くなりました。密かに深呼吸を繰り返し、目を閉じて瞑想しました。後で家族に話を聞いたのですが、誰一人問題なく、とっても楽しかったとの事でした。

そうそう。高山病予防のために、24時間以内にスキューバダイビングをしたり、飲酒したり、心疾患や呼吸器系疾患、高血圧の方、妊娠中の方は参加不可です。

山頂の気温は0度前後で、スキー場と同じですが、ツアーが用意したスキーウエアに着替えますので、特別の防寒をしていく必要はありません。むしろ、車の中で暑くなるのは良くないですね。

13時に出発して、ホテル到着は夜の12時頃になります。


JTBツアー 太公望マウナケア山頂とスター・ゲイジング 大人一人約2万円
https://www.hawaiioption.com/item/2246/

キラウエア火山

ハワイ島 キラウエア火山 ハレマウマウ火口盛りだくさんのツアーです。

ハワイの最初の開拓地であるヒロを巡り、レインボー滝や、ハワイで3体しか無いカメハメハ大王像の一つを見て、キャンディー工場を見て、溶岩の流れたトンネルや、火山の熱による上記噴出や、火山の博物館などを見て、そしてこのジャガー博物館からハレマウマウ火口を見ます。その後、レストランに移動してディナー。

案内文では、火山の赤い火を見ながらディナーを楽しむとありましたが、火口は見えませんでした。天気も悪く、雨が降っていたのが原因だったのかもしれません。

ディナーの後、ジャガー博物館に戻り、夜の火口を見ました。雨が降っていたものの、赤い光はしっかりと見えて素敵でした。

多くの観光パンフレットでは、足元に溶岩が流れる写真が掲載されており、それを期待していたのですが、そのようなツアーは、ヘリを使ったり、登山道を何時間も歩く必要があるそうです。

噴火は自然現象なので、この火口でもしっかりと噴火している時もあり、その景色は壮観だそうです。これは運不運がありますネ。

標高は1,274mなので、マウナケアのような冬の気温ではありません。雨で少々寒い感じはしましたが、まあ、ちょっと羽織るカーデガンを持っていけば大丈夫です。一番寒かったのは、レストランかな(笑)。

車移動が長いので、やはり車に弱い人は酔い止めを飲んだほうが良いでしょう。

13時に出発して、ホテル到着は夜の11時過ぎになります。


JTBツアー キラウエア火山観光とボルケーノハウスディナー 大人一人約2.5万円https://www.hawaiioption.com/item/2011/

コナの街ウォーク

ハワイ島 コナ 町並み

半日ほど時間を潰したくて、ホテルのコンシェルジェに相談しました。ホテルからコナまでは車で約1時間。料金は1万円ぐらいで行けます。コナの街は結構見どころも多く、ハワイ島っぽいおみやげのショッピングには良いですね。

私たちは、車でロイヤルコナリゾートホテルに行きました。そこから、アリイ・ドライブと言う海岸線の道をぶらぶら歩きました。コートヤードマリオットキングカメハメハホテルまでは約1.3Km。その間に色々なお店や教会などが有ります。昼食を入れてゆっくり歩くと約2時間程度です。

観光地に有りがちのお店が連なっている感はありますが、結構楽しめます。教会が幾つかあり、中に入ることが出来ます。なんか厳かな感じでなかなか良かったです。ハンバーガーのお店で昼食を取りましたが、これがとても美味しかったです。

冬なのですが、夏の日差しで、とても暑いです。日焼け止めクリームはこまめに塗り、水分補給も忘れずに。

ところで、コンシェルジェの方は、日本人でしたが、現在ハワイに移住しているそうです。観光地としてのハワイは魅力たっぷりですが、医療問題や住宅環境など、思いの外住みにくいところが多いそうです。観光客はハワイの良い面ばかり見るのでとても羨ましいと思いましたが、住むとなると結構大変なようですネ。やっぱり日本でよかった。

ヒルトン・ワイコロアビレッジは日本語アナウンス

ハワイ島 ヒルトン ワイコロアビレッジ

ヒルトン・ワイコロアビレッジに宿泊しました。欧米系向けのフロントが1F。アジア系のフロントが地下1Fにあります。アジア系のフロントのスタッフは日本人が多く、日本語で対応可能です。また、室内からこのフロントに電話すれば、全て日本語でOK。

館内のアナウンスも英語と日本語が流れます。普通海外に行くと、英語以外はスパニッシュや中国語などが多いとの印象が有ったのですが、ここでは日本語でした。何故日本語なのかとスタッフに聞いてみたのですが、逆に、何故日本語であることが不思議に思うのかが分からないとのこと。ハワイでは当たり前のようです。

25万平米もの広大な敷地面積。これは、後楽園球場のグラウンド部分の約20倍です。

3つの宿泊タワーを擁し、海水ラグーン、プール、イルカと触れ合えるドルフィン施設、シーサイドパッティングコースといったアクティビティスポット、9つのレストラン、スパ、ショッピングモールなどが揃っている上、リゾート内の移動はモノレールと運河を渡るボート! テーマパークみたいです。

冬のハワイは天候が悪いと言われていましたが、ここでは常夏のリゾートを満喫できました。夜空には星がキレイにまたたいていました。
今回はレンタカーは借りませんでした。でも、ツアーを4つ入れれば、十分楽しめますし、残りはホテルライフを楽しめます。

ツアーにはハワイ島&ホノルルのコースも有りましたが、ハワイ島ステイを選んでとても良かったです。自然満喫と「あくせくせずののんびり空間」を楽しめます。お薦めです。

(文責:大久保 優)